2022年5月25日水曜日

ハスキー、HYPET®HPP5Eを採用したリサイクルド・メルト・トゥ・プリフォーム(RMTP、 再資源化溶解プリフォーム)システムを開発。 PET製品の循環を推進する旗手的役割を担う

業界初となるHYPET®HPP5 RMTPシステムの稼働により、洗浄済みフレークをプリフォーム材に転換する
閉ループの実現に大きく前進します。

オンタリオ州ボルトングローバルコミュニティにとって欠くことのできないニーズに応える先駆的なテクノ
ロジープロバイダーであるHusky TechnologiesTMは本日、革新的なHyPET®HPP5eを採用したRecycled Melt to PreformTMシステム(RMTP、再資源化溶解プリフォームシステム)の導入を発表しました。このシステムは、プリフォーム射出成形システムと溶融除染ユニットを統合した装置で、中間
工程なしに洗浄済みフレークをプリフォーム材に転換します。すでに1台が製造現場で稼働しており、2台目も近々納入される見込みです。

ハスキーの硬質パッケージ担当プレジデントであるRobert Domodossola氏は、次のように述べています。「循環型経済の進展に伴い、これまでにない容器のデザインと効率的生産が強く求められています。当社はお客様と緊密に連携し、再生利用と再生材を用いる容器製造を核とした地域特有のニーズに適合する製法の実現に精力を注いでいます。当社の革新的なRMTP TM システムがもたらす成果は計り知れないものがあります。このシステムの導入は、二酸化炭素排出量を減少させていく持続可能なPETパッケージ製法の取り組みを強化するものです」。

新次元に突入する持続可能な閉ループのパッケージ製法

ハスキーが導入を進めるRMTP TM 技術は、実績のあるHyPET®HPP5e高性能システムのモジュール装置となります。食品の上流工程事業者の認定水準に準拠する溶融物を使い、洗浄済みフレークのプリフォーム転換を閉ループで実現することを目的として設計されています。新システムでは、従来型rPET(PET再生材)プリフォーム製造の乾燥・溶融工程が不要になります。これによって、100パーセントrPET材を使用する容器製法の効率性が大きく改善し、循環型PET素材の利用を一段と推進することができます。

製造工程のスリム化により、自社内のrPETペレット生産を迂回し、洗浄済みフレークをそのままプリフォームへ転換することが可能となります。新システムによる製法は、エネルギー費用を30%低減でき、生産コスト削減に大きく寄与します。さらに、このシステムは、ハスキーの Advantage+EliteTMを標準機能として搭載しています。Advantage+Elite TM は、先行的な予測と可視化された監視をリアルタイムで実践するソリューションです。業界最高の処理分析能力とサービス技能を誇る Advantage+EliteTMを接続することにより、使用済み樹脂(PCR)の高レベル使用に伴う変動リスクを低減し、優れた安定性と確実性を備えた循環型の持続可能な容器製法への移行を加速します。

これまで長期にわたって、ハスキーは、循環型経済を支える持続可能な容器製法投資を最優先課題に位置付けてきました。今回導入する新たなRMTPTMシステムは、この取り組みを具現化する当社最新の技術開発です。rPETを使用する製造現場において、他のどのサプライヤーよりも多くのシステム導入実績を持つハスキーは、システム、ツーリング、周辺機器、サービスなど、製造業の皆様が確信を持ってrPETの使用率を高められることを念頭に置いて設計した、実績のあるソリューションをお届けしています。

ハスキーが新たに導入したHyPET®HPP5e RMTPTMシステムの詳細をご覧ください。

ハスキーについて
1953年以来、Husky TechnologiesTMは、業界トップの専門知識とサービスにより、グローバルコミュニティにとって欠くことのできないニーズの提供を可能にしてきた技術のパイオニアです。グローバルリーダーであるハスキーは、140か国以上で事業を展開している重要な顧客を擁し、優秀な人材から成るチームが40以上の拠点で活躍している企業です。ハスキーは、サステナブルな方法で調達された原料の使用、材料の再利用、そして医療グレードのポリマーの専門的な使用に重点を置きながら、現在および将来の循環型経済の実現にたゆまず取り組んでいます。

 

お問い合わせ先:

広報担当
Husky TechnologiesTM
media@husky.ca